PowerMacG5 CPU冷却液漏れ故障

PowerMacG5 2.5DP

パワーマックG5 2.5DPの電源は入るが画面出力がなく起動しない症状で持ち込み修理のお預かりです。2.5DPの場合この症状はCPUの故障である事がほとんどです。

水冷式CPUの2.5DPと2.7DPは冷却液漏れの故障が多いため、今回は空冷式CPUの2.3DPにロジックボード毎CPU交換対応する事になりました。

冷却液漏れCPU

CPUを取り外すと、やはり冷却液が漏れており電源ユニット上部のカバー板まで濡れていました。天板が一部冷却液で腐食しております。

G5冷却液漏れ

電源ユニット下部まで冷却液が漏れているため、電源ユニットも外して内部の清掃を行います。黄緑色の液体がケースの外にまで流れ出ていました。幸い今回のG5は電源ユニットの故障はありませんでした。液漏れがひどいときは電源ユニットも交換させていただく事があります。

電源ユニット天板交換

電源ユニットを取り付けて腐食したカバー天板は交換させていただきました。ロジックボード、CPUを取り付けて動作確認し修理は完了です。

今回のように水冷CPUの冷却液漏れによる故障は多発しております。構造的に同CPUに交換しても液漏れは発生するため、空冷式CPUに交換する事をお勧めしております。シンプルな構造の空冷CPUならば故障のリスクは軽減できると思われます。2.5DPのファンの音が大きくなってきた場合はご注意ください、そろそろCPUの故障が近づいてきていると思われます。

PowerMacG5の修理

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